ネイティブによる"than"と"then"の書き間違いから学ぶ「ネイティブだから正解という誤解」
「thanがthenになっている人がいましたけど、アメリカではthanをthenと書いたりするのですか?」
生徒さんに聞かれたこともありますが、私がネイティブによるこの「書き間違い」を初めてみたのは20年くらい前です。
日本人からしてみれば、thanをthenと書く発想がでてこないかもしれません。
でもネイティブにしてみれば、thenとthanを少し似た感じで発音する人もいるので、音のイメージのままサラッと書いてしまったのでしょう。
Many people confuse the words then and than. They’re separated by just one little letter, and lots of people even pronounce them nearly the same way.
Then vs. Than | Merriam-Webster
"Then" Versus "Than" | Grammar Girl
英語を教える人たちも気を付けないといけないのが、「英語で書かれている記事だから」「ネイティブが書いているから」は必ずしも信用できるとは限らないことです。
(日本人で英語関連の発信している人もしかり。)
まず英語で書かれている記事は、必ずしもある程度の教育を受けたネイティブの方が書いているとも言い切れなかったり、第二言語として英語を使っている方の記事も沢山あります。スタイルも色々です。
(だからといって間違っているというわけでは勿論ありません。)
また、ネイティブにも色々な方がいます。間違える人もいます。
調べるときはニュースと同じで、一つのソースから答えを得ずに幾つもサンプルや証拠を集める方が良いですね。
また自分の知識も過小評価しないようにしたいものです。
英文法が大好きな(?)日本人ですから、もしかしたら違うかも?をきっかけに理解を深めることができます💡
✔なんでも鵜呑みにしないこと
✔自分で調べること
✔信頼できる人に聞くこと